ダウン症とは

正式名は「ダウン症候群」(最初にダウン症を指摘した英・ダウン博士の名前より命名)で、どの国にも約1000人に1人の割合で生まれます。遺伝ではなく染色体の突然変異によって起こる場合がほとんどで、通常、21番目の染色体が1本多くて3本になっています。
ダウン症の特性として、筋肉の緊張度が低く、多くの場合、知的な発達に遅れがみられます。発達の道筋は通常の場合とほぼ同じですが、全体的にゆっくり発達します。
心疾患などを伴うことも多いのですが、医療や療育、教育が進み、最近ではほとんどの人が、一般社会の中で普通に学校生活や社会生活を送っています。

ご家族へ

ダウン症から派生する病気のあるお子さんが多いので、まずは体に気を付けてあげてください。愛情をもって、あせらずに成長を見守って!かけがえのない存在になることでしょう。

Q&A

Q どんなふうに育つのですか?
A ゆっくりかもしれませんが、一歩一歩確実に成長していきます。早い時期からの働きかけが大切なので、ほほえみかけ、話しかけ、たくさん遊んであげてください。

Q 学校はどうなりますか?
A 地域の小中学校へ通うか(通常学級か特別支援学級に在籍)、個々の状況に応じて特別支援学校を選びます。高校は、特別支援学校が大半ですが、通信制や定時制等へ進む人もいます。

Q 友達を作ることはできますか?
A もちろんです!明るくてやさしいのがダウン症のある人たちの自慢です。ひとなつっこい性格で、学校でも職場でも、たいていの場合、うまく溶け込むことができます。

Q 仕事はどうしていますか?
A 施設や作業所での軽作業のほか、飲食店や小売業など、福祉就労または一般就労の様々な分野で、大半の人が働いています。趣味を生かして画家や演奏家を目指す人もいます。

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※このページはJDSリーフレットより転載させていただいております。